廣告のヘッドラインに對する硏究
－韓日の雜誌4 種を中心に－
秦永美
中央大學校 大學院 日語日文學科 日語學專攻
指導敎授 任榮哲
本論文は韓國と日本の雜誌4 種を取りあげ，廣告のヘッドラインを調査·分析し，
そこに使われている言語表現の特徵を見いだしたものである．
今回の調査で得られた結果をまとめると，次のようである．
第一に，表記において韓國はほとんど橫書きをしているのに對して，日本は橫書きと 縱書きを40~50%前後の比率で使用していた．表記方法は讀書習慣とか眼球の自然な動き，世代差などとも關係があることがわかった．
第二に，補助符號の使用においては句讀點《.》,《，》,感歎符《!》，な
かせん《－》のような符號が大きな比率を占めていた．そして全體的には韓國より日本の方で，男性より女性の方で補助符號が多く使用されているという結果が得られた．廣告における補助符號の用法には，讀みやすくするだけではなく，深い心理粝果を狙う場合が多いということがわかった．句讀點は日本の方が韓國より多く使用していた．そして一句讀の平均字數の調査結果，讀點《,》の場合は韓國の方が，句點《.》の場合は日本の方が少なかったといえる．句讀點が多いということ，卽ち一句讀の平均字數が少ないというのは，文の構造が複雜でなく平易であるということでもあろう．
第三に，文字の種類においては，韓國はハングルの使用比率が壓倒的に高かっ
た．日本は平假名，漢字，片假名の順に使用比率を占めていた．女性の場合はハングルと平假名を男性より多く使用していた．漢字のもつ繪篐的性格，短文の情報性などの特徵とか，片假名の使用による强調粝果などは印刷コピ－の上だけのものであろう．
第四に，品詞においては，名詞，動詞，形容詞の順に使用比率が高かったというのが各雜誌の共通點であった．特に名詞はたいへん高い使用比率を占めていた．その原因としてまず，商品名とか商品を紹介するための單語に名詞が多かったというのが擧げられる．そして新語·造語の名詞と動詞，また廣告の文章を活性化させる動詞の役割なども調査結果の背景として考えられる．代名詞においては，韓國は 《우리ウリ》，日本は《あなた》が一番多く使用されていた．これはその廣告を讀む讀者との關係を考慮した一つの表現だと思う．
第五に，擬聲語と擬態語は韓國の場合，1 音節2 音節に限られていたのに對し，
日本の方ではより多樣な擬聲語と擬態語が使われていた．廣告における擬聲語と擬態語の使用は，感覺的な表現の使用でもあり，また讀者の注意を引く粝果的な方法にもなると思う．
最後に，文の種類においては，共通的に平敍文が他の種類の文よりずっと多く使
われていた．特に韓國より日本の方で平敍文の使用比率が高かったし，感動文は男性より女性の方でより多く使用されていたことが特徵である．文の止めをみると，體言止めと通常止めの使用比率は韓日·男女によって增加と減少の傾向が違っていたが，特に女性の方で各年度の文の止めにおける變化が大きかった．
다음 페이지로